うつ病・鬱病・欝病
        
東海メンタルケアルーム  
人は誰でも、楽しいことや辛いこと、嬉しいこと悲しいことなど、日常の一コマをとってみると、様々な感情を表しています。
楽しいことがあったときは素直に喜んで笑える、辛いときは気分が落ち込む。 そう思えない方・・・そうです、何かしらのこころのトラブルを抱えているか、もしかすると、うつ病の兆候かもしれません。 心身ともに健全な人は、日常の生活において嫌なことや辛いことがあったときに、そのトラブルを解消すれば、およそ気分も晴れて心の傷も回復に向かいます。 ところが、物理的にも精神的にもトラブルを解決したにもかかわらず、ずっしりと重い憂鬱な気分が晴れず、長期にわたり（２週間以上）この状態が続いて、しいては日常生活にも影響を及ぼすほどになってしまうと、これはうつ病の兆候でありうつ病の可能性があります。
うつ病とは、一般的に思われているように「心が弱い人がなる」なんてものではありません。 うつ病の兆候を見過ごさずに早期に発見することができれば、症状や状況が悪化する前に対処することが可能になります。 どのような兆候があれば、うつ病の兆候なのか具体的にあげてみましょう。 
うつ病の兆候
上記のようなことが現れている場合はうつ病の兆候です。
「これは気持ちのもちようだ！」 努力・根性・責任 などで治るものでもないので早期に受容（受け入れる）することが大切です。 うつ病の兆候が現れた時点で気がついて対処すれば、悪化させなくてすむものですので、ご家族の方は無理をさせず、 「そんなときもあるよ」 などと、できないことを受け入れてあげてください。
うつ病の症状うつ病の兆候から更に進み、うつ病になるとどんな症状が現れてくるか具体的にあげてみましょう。
何週間、何ヶ月、何年という単位で抑うつ状態が続きます。
朝起きたときに 昼間はずっと布団で眠っていて夕方から起きだして、明け方まで活動し、朝方になるとまた眠るといった昼夜逆転も多いです。
うつ病とは？うつ病は一般的な概念では「苛酷な環境」「心が抑圧されて」などのストレスが原因というのはよく知られていますが、ストレスがかかるとどうなるのかというと脳内の神経伝達物質「ノルアドレナリン・セロトニン」などの分泌が乱れ、働きが悪くなり抑うつ状態を引き起こし、うつ病を発症します。 うつ病は通称、ホルモン病などといわれることもあり、ストレスによって脳がホルモンの分泌などの調整がうまくできなくなり、本人の意思に関係なく抑うつ状態を作り出します。 うつ病は心の病といいますが実は心と体の病なのです。 うつ病の種類
大きく分けて二つに分かれます。 もう一つは、プラス・マイナスのグラフで例えると、あるときはプラス側に振れていて、またあるときは、マイナスに振れてしまう【双極性障害】（躁うつ病・そううつ病）です。 プラス・マイナスに振れるタイミングや期間はまちまちで、なかにはプラスとマイナスを同時に現してしまう【躁鬱（そううつ）混合状態】や短期間で極性がころころと変わる【急速交代型双極性障害】などがあります。 どちらも日常生活において支障をきたし、気分のコントロールができない症状を現す【気分障害】の一つです。 その他にも、ここ最近若い世代の方に多くみられる特徴をもつ【非定型うつ病】というものもあります。 特徴は従来の【大うつ病性障害】とちがった現れ方をし、自分が好意的にとらえられる（好きな）行動に関しては、気分の憂鬱さが影をひそめ、自分または他者からの観察においても、気分も明るく行動力も回復しているようにみえます。
このため、例えば会社などで仕事中は、抑うつ状態で気分も優れず表情も暗く、うつ病の特徴が現れていますが、アフターファイブに同僚と食事や飲みに行ったときなど会社とは全く違う一面をみせ、
うつ病になりやすい人年々うつ病に悩む方が増えてきて精神科などでも、初診の予約をとるのにかなりの期間がかかるなど良く聞く話です。 うつ病の兆候を見逃して、うつ病になってしまった方は人生においても大変なリスクを背負ってしまいます。 うつ病になる前も辛い うつ病になってからも辛い ではとても報われません。 そうならないためにも、うつ病の兆候を見逃さずにぜひ早めの対処をすることが最優先です。 性格的にうつ病になりやすい人
このような人は職場や学校でも信頼されていたり、頼られたりと、社会で活躍する場面も多いとおもいますが、まじめさ、責任感、頑固などの性格ゆえ、うつ病の兆候があっても決めたことはやり通す意思などをもち、我慢して一人で抱えてしまう傾向があります。 また、対人関係において、人に気を使いすぎてストレスをため込んでしまうことも、原因としてあげられます。 うつ病の兆候が現れていたら無理せずに、強い気持や努力では解決できないことを受け入れることが大切です。 辛い時はまず、まわりの人に相談してみましょう。 うつ病になりやすい環境的
良い事も悪いことも含めて環境の変化により強いストレスを感じ、うつ病の兆候が現れやがて、うつ病になっていってしまいます。 自分の意思で環境の変化を選んだならばコントロールもできることですが、思いがけず流れに飲みこまれていくように環境が変わってしまうと、特に強いストレスに晒されます。
うつ病に一番良くないのがまさに、ストレスそのものです。 責任感が強く自分ひとりで抱え込んで誰にも相談しないで何年も耐えてしまうといような人は、うつ病になりやすく、特に悪化させやすい人です。
大うつ病エピソード(Major Depressive Episode） ＤＳＭ−�検檻圍�
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